z900RS チェーンメンテナンス完全ガイド|必要アイテム・手順・コツを徹底解説 !

Z900RS純正チェーンの基本仕様

 カワサキ z900RSにはサイズ525のシールチェーン(114リンク)が純正採用されています。つまり、チェーン内部に封入されたグリスを保持するOリング(各社独自形状のXリング等含む)付きのシールチェーンです。

 シールチェーンとノンシールチェーンの主な違いは、チェーン内部にグリスを封入しているかどうかです。シールチェーンは、ピンとブッシュの間にグリスを封入し、シールで密閉することで、潤滑状態を保ち、長寿命でメンテナンス頻度を少なくできるのが特徴です。一方、ノンシールチェーンは、シールがなく、グリスが封入されていないため、定期的な注油が必要です

 標準のスプロケット歯数はフロント15丁・リア42丁で、パワー伝達と耐久性のバランスに優れた構成となっています。シールチェーンは非シール(Oリング無し)チェーンに比べて寿命が長く、メンテナンスフリーではないものの耐久性は高いです。(mc.rk-japan.co.jp)

 
相棒
スプロケットとは
チェーンと一緒に使われる歯車」のことだよ。下記の画像の歯車がスプロケットです。

 z900RSクラスの大型バイクでは、こうしたシールチェーンが標準となっており、チェーンサイズ525は400cc~1000ccクラスまで幅広く用いられる規格です。シールチェーンは内部グリスをOリングで密封して潤滑を保つ構造のため、適切にお手入れすればチェーンの寿命を大きく延ばすことができます。


チェーンメンテナンスの必要性と適切な頻度

 チェーンメンテナンスはバイクの安全走行と性能維持に不可欠です。ドライブチェーンはエンジンの駆動力を後輪に伝える重要部品であり、走行中常に金属同士が摩擦しています。そのため放置すれば潤滑不足で摩擦抵抗が増え、パワーロスや燃費悪化を招くだけでなく、錆や摩耗が進行して最悪の場合走行中のチェーン切れ・脱落による事故につながることもあります。定期的なお手入れで安全・快適な走行を守りましょう。

 

ではどのくらいの頻度でメンテナンスすべきでしょうか?
 
一般的な目安としては500~1000km走行ごとに一度、清掃と給油を行うのが推奨されています。

特にシールチェーンの場合でも1,000~2,000kmに1回程度が望ましいとされ、こまめなケアが長寿命の鍵です。ただし走行状況によっても異なり、以下のタイミングでは距離に関わらずメンテナンスを実施してください。

  • 雨天走行
    雨の中を走ると泥水がチェーンにかかり、潤滑油分が流れ落ちてしまいます。雨上がりのチェーンは汚れと水分で錆びやすく、注油も失われているため、雨の日や路面が濡れた後は必ず清掃・給油を行いましょう
  • 長期保管後
    しばらく乗らずに放置すると、チェーンの油分が揮発・劣化して潤滑性能が落ちています。冬季の保管明けなど久々に乗る前には清掃と注油をしておくのがおすすめです。
  • 悪路走行後
    砂埃の多い未舗装路や海沿い、冬場の塩カル撒布路などを走った場合も、汚れや塩分が付着して劣化を早めます。走行後早めに洗浄・注油してください。

乗車頻度が少ない方でも、月に1~2回はチェーンを点検し、汚れや乾燥が見られたらケアするとよいでしょう。

メンテナンスを怠るとどうなるか?
チェーンの油分切れや汚れ放置は、走行時に異音が発生したり抵抗が増えて加速が重く感じたりといったフィーリングの悪化につながります。ひどい場合は錆び付きでチェーンが固着したり、伸び過ぎて最悪走行中に外れてしまう危険性もあります。定期的なお手入れで快適さと安全性を保ち、チェーン本来の寿命を全うさせてあげましょう。


チェーンメンテナンスの手順とポイント

 メンテナンス内容は大きく「清掃」と「給油(潤滑)」の2つに分けられます。加えて、チェーンが伸びて弛みが規定範囲を超えた場合は「張り(たるみ)調整」も必要です。以下では、それぞれの手順とポイントを解説します。

チェーン清掃の方法

1. 準備・後輪を浮かせる
 作業前に必ずエンジンを停止し、ギアをニュートラルにします。センタースタンド装備車はそれを使用し、z900RSのようにサイドスタンドのみの場合はメンテナンススタンドやローラーで後輪を回転できる状態にしましょう。

また、クリーナー飛散防止のためチェーン下にトレーや新聞紙/段ボールを敷き、タイヤや床が汚れないよう養生します。使い捨て手袋(ニトリル手袋等)を着用し、ウエス(ボロ布)も十分用意しましょう。

2.チェーンクリーナーを吹き付ける
 チェーン全周にわたり、専用のチェーンクリーナーをスプレーします。チェーン表面の古い油汚れや砂埃、スプロケットとの当たり面で発生した金属粉などを浮かせて落としやすくする工程です。このとき一般のパーツクリーナー(ブレーキクリーナー等)は使用しないでください。必ずバイクチェーン用に設計されたクリーナーを使いましょう。

3.ブラシで汚れを落とす
 クリーナーが浸透して汚れが浮いてきたら、チェーンブラシでこすって汚れを落とします。コの字型の三面ブラシがあると、チェーンを上下左右同時に挟み込んで効率的に清掃できて便利です。実際、三面ブラシを使うと側面の汚れもしっかり落とせるため、通常のブラシより短時間で済むとのレビューもあります。ブラシが無い場合は使い古しの歯ブラシや布切れでも構いませんが、チェーン用ブラシを1本用意しておくと初心者でも簡単に作業できます。

4.ウエスで拭き取り乾燥

 汚れが大方落ちたら、最後にウエスでチェーン全体を拭き取って乾燥させます。クリーナー液や溶け出した汚れが残っていると、新しく注油する際に邪魔になりますし、飛散の原因にもなります。チェーンを一周させながら丁寧に拭き上げましょう(このとき使い古しの汚れたウエスでは拭かないようにします。せっかく落とした汚れをまた付けてしまう恐れがあるため、汚れ拭き用とは別の綺麗なウエスでオイル分を拭き取ってください)。チェーン表面が乾燥したら、清掃工程は完了です。

 
相棒ワン
豆知識: チェーン清掃には「灯油」を使う裏ワザもある。
 
相棒
灯油にチェーンを浸すと汚れがよく落ちるけど、扱い・廃棄が難しく発火の危険もあるため初心者にはあまりおすすめできないかも。やはり市販のチェーンクリーナーでメーカー推奨通り行うのが安全で確実かも

チェーンへの給油(注油)方法

 チェーンが綺麗になったら、次はチェーンルブ(チェーンオイル)を注油します。潤滑と防錆のために欠かせない作業です。清掃後すぐに作業できますが、チェーンがびしょ濡れの場合は少し乾燥させてから行いましょう。

1.チェーンルブをスプレー
 チェーンのコマ一つ一つにオイルが行き渡るよう、少しずつチェーンルブを吹き付けていきます。スプレーノズルをチェーンの内側(ローラーとプレートの隙間)に向け、チェーンを回しながらムラなく注油しましょう。注油後はすぐに走らず15分~数時間ほど置いて馴染ませるのが理想です(気温が低い時期は1日、夏場は半日程度がおすすめとの声もあります)。どうしても直後に走る必要がある場合は、飛び散らない程度に軽く拭き取ると良いでしょう。

2.余分なオイルを拭き取る
 チェーン全周に行き渡るまで注油したら、最後に余計なオイルをウエスで拭き取ります。このひと手間で走行中のオイル飛散を大幅に防げます。せっかく注油したのにもったいない…と思うかもしれませんが、表面に過剰な油が付着していると遠心力で飛び散ってホイールや車体を汚すだけでなく、砂埃を吸着してチェーンをかえって汚しやすくしてしまいます。必要な油膜はチェーンの内部や接触面に残っているので安心してください。軽くひと拭きしてベタつきを無くすことで、チェーンは適度なしっとり感で汚れにくく長持ちします。

以上で清掃・給油作業は完了です。理想的にはこの後30分以上置いてオイルを馴染ませるのが望ましいです。時間をおいてから走り出すことで、オイルがチェーン内部まで浸透し、飛散もしにくくなります。

チェーンの張り調整ポイント

 チェーンは走行中の衝撃や摩耗で次第に伸びて弛みが大きくなります。z900RSも例外ではなく、走行を重ねるとチェーンのたるみ量が規定範囲を超える場合があります。チェーンが緩みすぎると走行中に暴れて異音やショックの原因となり、逆に張りすぎるとサスペンションストローク時に過大なテンションが掛かり駆動系を痛めます。そこで適切な張りを維持するため、必要に応じてチェーンの遊び(たるみ量)調整を行います。

 まず現在のチェーンのたるみ量を点検しましょう。方法は簡単で、センタースタンドまたはサイドスタンド状態で(車種指定の測定条件に従い)チェーン下部中央を指で持ち上げます。その上下動量(遊び)を定規で測ります。z900RSの場合、ユーザーレビューによれば標準の遊び量は30~40mm程度とされています。この範囲から大きく外れている場合は調整を検討してください。

 チェーン調整はリアアクスルナットを緩め、スイングアーム両側のチェーンアジャスターを回して後輪位置を前後させることで行います(z900RSは左右ナットで調整する一般的な方式です)。左右を均等に動かし、遊びが適正値になる位置で固定します。最後にホイールのアライメント(左右位置)がずれていないか目盛りや視覚で確認し、アクスルナットを規定トルクで締め直します。作業後、ゆっくり車体を前後に動かして異常がないか確認してください。不安な場合は無理をせずバイクショップに依頼するのも一つの手です。

 以上が基本的なチェーンメンテナンス手順です。清掃・給油は初心者でも比較的容易にできますが、張り調整はやや難易度が上がるので無理は禁物です。


チェーンメンテナンスに役立つおすすめ用品

 チェーンのお手入れには専用のケミカルや道具を使うことで、作業が安全かつ確実に行えます。ここでは初心者にも扱いやすいおすすめのメンテナンス用品と選び方を紹介します。それぞれAmazonや楽天市場などで入手可能な定番品なので、ぜひ参考にしてください。

チェーンクリーナー – 専用洗浄剤で安全に強力洗浄

 チェーン清掃にはバイク用チェーンクリーナーが必須です。市販品はスプレータイプが主流で、汚れを落とす溶剤と防錆剤が配合されています。中でも人気なのがKURE(呉工業)「チェーンクリーナー」です。480mlスプレー缶で、シールチェーンにも安心して使える成分になっており、洗浄後の防錆効果も持たせています。缶を逆さにしても噴射可能で、作業しやすい工夫もされています。

実際のユーザー評価でも、「チェーンの汚れをパワフルに落とし、防錆効果も発揮する」と紹介されており、頑固な汚れもすっきり洗浄できると好評です。また「吹き付けるだけで結構汚れが落ちます。古いグリスや汚れが一気に落ちて使いやすい」とのレビューもあります。価格も手頃で容量も多いため、「2台のバイクに使えてコスパ抜群。大容量を惜しまずじゃぶじゃぶ使える」とリピーターも多い製品です。まず1本用意するなら間違いないでしょう。

 他にもワコーズ(WAKO’S)のチェーンクリーナー(CHA-C)やAZ製チェーンクリーナーなども定番です。ワコーズは速乾性がほどよく飛び散りにくい処方で室内作業でも使いやすいとの声があります。

 AZは大容量4L缶タイプもあり経済的です。いずれにせよ、シールチェーン対応と明記された製品を選ぶことが肝心です。パーツクリーナーのような強い溶剤は避け、チェーン専用クリーナーで安全に洗浄しましょう。

チェーンブラシ – 三面ブラシで効率アップ

 チェーン清掃時に汚れを落とすチェーンブラシも用意しましょう。特におすすめはコの字型の**「三面チェーンブラシ」です。ブラシ部分がアルファベットの「U字」状になっており、チェーンを3方向(上面・下面・側面)から同時に挟んでゴシゴシできます。これにより一度にチェーン全体を満遍なく磨けるため、作業時間を大幅に短縮できます。

 もちろん普通の歯ブラシでも代用できますが、チェーンブラシを使うと効率と仕上がりが段違いです。チェーンメンテナンス初心者ほどこの専用ブラシを活用してみてください。汚れ落としが格段に楽になりますよ。

 人気のある三面ブラシはAmzonや楽天で購入できます。こちらです。

チェーンルブ – ウェットタイプとドライタイプの選び方

 チェーンへ給油する潤滑剤は、通称「チェーンルブ」(チェーンオイルとも)と呼ばれます様々なメーカーから販売されていますが、大きくウェットタイプドライタイプ(中間のセミドライやワックスタイプ含む)に分類できます。それぞれ特徴が異なるため、用途に応じて使い分けましょう。

  • ウェットタイプ
    粘度が高くオイルがベトベトしたタイプ。チェーンにしっかり付着して厚い油膜を形成し、耐水性・耐久性に優れ、雨天走行でも飛ばされにくいのが利点です。その代わりオイルが常に湿った状態なので埃や汚れを付着させやすいデメリットがあります。メンテナンス頻度は比較的少なく済みますが、チェーンが汚れやすい傾向があります。日常的に雨天を含め長距離走る方や、潤滑効果の持続を重視する場合に向いています。
  • ドライタイプ
    サラサラと乾くタイプのオイルです。吹き付け直後は液状ですが、時間経過や走行によって溶剤が飛んで乾燥した被膜だけが残るものもあります。チェーン表面があまりベタつかず、ホコリや砂が付着しにくいためチェーンを清潔に保てます。反面、油膜が薄いため耐久性はウェットより劣り、水に弱く雨で流れ落ちやすいという短所があります。晴天時のツーリング主体ならドライタイプでも十分ですが、雨の日は使用を避け、まめな再注油が必要です。

違いのまとめ(ユーザー談): 「ドライはサラサラで汚れが付きにくい代わりに雨に弱い。ウェットはベトベトして汚れが付きやすいけど雨に強い。」

初めての方には、万能型のセミウェットタイプがおすすめです。例えばWAKO’S(ワコーズ)「CHL チェーンルブ」はフッ素樹脂配合の半湿性タイプで、シールチェーン対応の防錆潤滑剤です。「ロングライドに耐え、風雨や高速走行でも飛散しにくく、薄い被膜で砂埃が付きにくい」という謳い文句の通り、薄膜でありながら長期間潤滑効果が持続します。ユーザーからも「付着性が良く塗布後走行でも跳ねない」「こればかり10年使っている」と絶大な信頼を得ている製品です。

一方、KURE「スーパーチェーンルブ」も見逃せません。耐水・耐摩耗性に優れたプレミアム潤滑剤で、フッ素樹脂(PTFE)と有機モリブデン配合により優れた潤滑性と耐久性を実現しています。「スプレー後の走行でも飛散しません。シールチェーンにも使用できます」と公式にある通り、ウェット寄りながら飛び散りにくさも兼ね備えています。

ドライ系では、ヤマハ「ヤマルーブ チェーンオイル(ドライ)」やAZ「チェーンルブ セミドライ」SurLuster(シュアラスター)製チェーンルブなどが人気です。シュアラスターのセミドライは「浸透時は液状だが定着後はベタつかず、汚れが付きにくい。走行も軽く感じるが耐久性はやや短め」とのレビューがあり、とにかくチェーンを綺麗に保ちたい方に好評です。

迷った場合は「とりあえずドライタイプを1本選んでおけば対応しやすい」とも言われます。実際に使い比べて、自分の用途に合うチェーンルブを見つけてみてください。

メンテナンススタンド – Z900RSに合う後輪用スタンド

 z900RSにはセンタースタンドが無いため、チェーンメンテナンス時に後輪を浮かせるにはメンテナンススタンド(リアスタンド)があると非常に便利です。スタンドを使用すればタイヤを回しながらの作業が安全かつスムーズに行えます。

おすすめはDaytona(デイトナ)製のリア用メンテナンススタンドです。デイトナのスタンド(品番27934)はスイングアーム受け/スプール受けの両対応で、高さ9段階調整、耐荷重200kgと大型車にも使用可能な頑丈設計。付属アタッチメントを付け替えることで、z900RSのようにスイングアーム下を直接支えることも、オプションのフックボルト(スプール)を装着してそれをV字フックで掛けることもできます。実際に「使い方も簡単で軽くリフトできた」とのインプレッションがあり、女性ライダーでも安心して使えるとの評価です。

 Daytona(デイトナ)からは、簡易的なイージーリフトスタンドもありますので携帯性や置き場所などがない方などは下記のイージーリフトスタンドも検討するのも良いかもしれません。

 もう一つ定番ブランドがJ-TRIP(ジェイトリップ)です。ジェイトリップ製スタンドは耐久性・安定性に定評があり、z900RSオーナーでも使用者が多いようですwebike.net。例えばショートローラースタンドはコンパクトでガレージ保管時も邪魔にならず、足で踏み込むだけで簡単にリフトアップできます。z900RSの場合、スイングアーム形状的にVフックが干渉するとの情報もありますが、その場合はL字受けで対応可能です。スタンド選びの際は車種適合や口コミを確認すると安心です。

 なお簡易的な方法として、メンテナンスローラーという小型ローラー台もあります。サイドスタンドを立てたまま後輪をローラー上に載せて手で回せる製品で、省スペースかつ安価です。頻繁に整備するなら両輪浮かせられるスタンドが理想ですが、保管場所が無い場合はローラーを活用するのも良いでしょう。

ワンポイント: 初めてスタンドを使う際は、車体が倒れないよう誰かに支えてもらうか壁際で行うと安心です。使い慣れれば一人で扱えますが、安全第一でセッティングしてください。

その他あると便利なグッズ(ウエス・手袋・養生シート等)

最後に、チェーンメンテナンスの際に揃えておくと便利な細々したグッズを紹介します。

使い捨て手袋(ニトリル手袋

チェーン清掃はどうしても手が汚れます。オイルや汚れから肌を守るため、作業時はゴム手袋を着用しましょう。特にニトリル製のディスポ手袋はオイル耐性が高くおすすめです。作業後そのまま捨てられるので後片付けも楽になります。

ウエス(雑巾・ボロ布)
チェーン周りは非常に汚れますので、拭き取り用の布を十分用意してください。使い古しのTシャツやタオルでも構いません。油汚れ専用に何枚か確保し、汚れたら惜しまず交換しましょう。最近はホームセンター等でウエスが束で安価に売られているので活用すると便利です。

床養生シート(新聞紙・段ボール)
クリーナー噴射時やオイル差し時には汚れた液体が滴ったり飛び散ったりします。チェーンの下に受け皿や段ボールを敷いておけば、床を汚さず後片付けも簡単です8190.jp。また後輪裏側に段ボール板を立て掛けておくと、スプレーしたクリーナーがタイヤやボディに飛ぶのを防げます。

パーツクリーナー(チェーン以外の油汚れ落としに)
チェーン専用クリーナーはチェーン以外にはもったいないので、スプロケットカバー内部のこびり付いた古いグリス汚れ等は、自動車用パーツクリーナーで洗浄すると良いでしょう。

保護メガネ
スプレー作業中、跳ね返ったクリーナー液が目に入るケースもあります。念のため作業用メガネがあると安心です。

ジャッキ(車用パンタジャッキ等)
スタンドが無い場合の裏技ですが、サイドスタンド併用でフレーム下に車載パンタジャッキを当てて後輪を浮かせる方法もあります。ただし不安定になりやすいので、スタンドやローラーが用意できない緊急時以外は推奨しません。

以上、チェーンメンテに役立つ用品類でした。最低限「チェーンクリーナー」「チェーンルブ」「ブラシ」「ウエス」があれば始められます。そこにスタンドやその他グッズを加えることで、より安全で快適に作業できるでしょう。初心者の方も道具をうまく活用して、愛車z900RSのチェーンを常にベストコンディションに保ってください。


z900RSオーナーはチェーンメンテで快適&安心なバイクライフを

Z900RS向けにチェーンメンテナンス方法と必要用品を詳しく解説しました。チェーンの状態を良好に維持することは、バイクの走りを滑らかにし寿命を延ばす秘訣です。幸い難しい作業ではなく、清掃・注油自体は初心者でも道具さえ揃えれば十分可能です。

改めてポイントを振り返ると:

  • Z900RS純正チェーンは525サイズのシールチェーンで、耐久性は高いがメンテナンスフリーではない。
  • 500~1000kmごと、雨天後や長期保管後などに清掃・給油を実施しよう。
  • 清掃はチェーンクリーナー+ブラシで汚れを落とし、給油はチェーンルブで潤滑&防錆する。
  • 張り調整は遊び量をチェックして必要時に実施。Z900RSの場合30~40mm程度が目安。やり過ぎ注意、無理な場合はプロに依頼。
  • おすすめ用品は、KUREやWAKO’Sのチェーンクリーナー&ルブ、三面チェーンブラシ、デイトナやJ-TRIPのリアスタンド等。ユーザーレビューでも性能折り紙付きの製品を紹介しました。適切な道具選びで作業効率もアップします。

最後までお読みいただきありがとうございました。あなたのZ900RSも、きっとチェーンメンテで更なる輝きを取り戻すはずです。ぜひ今日から実践してみてくださいね!

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