こんにちわ、今日もZ日和です!
今日はバイクに乗って楽しむときの「必須装備」であるグローブについて見ていきたいと思います。
転倒したときに真っ先につくのは手。素手で地面に触れたら一発でケガにつながります。
ヘルメットと同じくらい大事な安全装備でありながら、季節や用途によって選び方に迷う人も多いかと思います。
季節ごとに変えるのが基本
春・夏:通気性重視で快適に走るための選び方
春から夏にかけては気温が上がり、特に渋滞や街乗りで「蒸れ」が大敵になります。快適に走るには、通気性を意識したグローブ選びがポイントです。
- メッシュ素材やパンチングレザーで通気性を確保。
- 蒸れにくいけれど、汗をかくとどうしてもこもりやすい。
- 指先が空いているフィンガーレスタイプもあります。街乗りや短距離には快適ですが、高速道路やワインディングには不向き。
秋:気温差に対応できる万能グローブを意識
秋は昼と夜で気温が大きく変わる季節。冷え込みに備えつつ、まだ厚すぎないグローブを選ぶのがコツです。
- 昼と夜で気温差が大きいので、薄手の革がちょうど良いですね!
- グリップヒーターを使う人は、この季節から厚手グローブに切り替える人もいます。
冬:防寒・防水・防風の三拍子そろった厚手モデルが必須
冬は「寒さとの戦い」。指先の冷えを防げるかどうかで、ツーリングの快適さが大きく変わります。保温性能と操作性のバランスを考えながら選びましょう。
- 防風・防水・保温の三拍子が揃った厚手モデルが必須。
- 中綿やインナーグローブを併用すれば寒さ対策はさらに強化できますが、厚くなる分操作性が落ちやすい。
- 親指から指先にかけて冷えが一番きついので、「ほんとにサムから冷える」という人も多いはず。
保護性能は妥協しない
安全面を考えるなら、グローブはただの「手袋」ではなく「プロテクションギア」として選ぶべきです。
- CE規格(EN13594):ヨーロッパ基準で安全性をチェック済みの印。
- ナックルガード:転倒時に拳を守ってくれる。TPUやカーボン製が多い。
- 掌スライダー:地面に手をついたとき、摩擦を逃がして手首のケガを防ぐ。
- 小指補強・ブリッジ:小指が裂けないよう連結補強されているモデルも。
街乗りだけなら「デザイン性優先」でもいいかもしれませんが、ツーリングや高速道路を走るなら最低限のプロテクションは備えておきたいところです。
スマホ対応は今や必須装備
最近はほとんどのグローブが「スマホ対応」を謳っていますが、実際に使うと差があります。
- 導電素材が指先にしっかり配置されているモデルは操作がスムーズ。
- グローブとスマホ保護フィルムの相性で感度が落ちることも。
- 中には「スマホ対応って書いてあったのに、反応がイマイチ」という製品もあるので注意。
停車中にナビ操作や連絡をサッと確認できるのは本当に便利。今やスマホ対応は必須条件と言ってもいいでしょう。
革グローブの魅力と弱点
「どうせなら革でしょ」と選ぶ人も多いレザーグローブ。
- エイジング(経年変化)を楽しめる
- 使い込むほど手に馴染む
- 耐久性が高く、長く使える
ただし、最初は硬くて操作しづらいことも。馴染むまではちょっと我慢が必要です。
さらに革は水や汗で劣化しやすいので、雨の日は要注意。メンテナンス(保革クリーム等)をしないとすぐにガサガサになります。
蒸れとの戦い
どんなグローブも避けられないのが「蒸れ」。特に夏は手汗で中がベタベタして不快になります。
- メッシュ素材やパンチングレザーで通気性を確保する
- インナーグローブを併用して汗を吸わせる
- 定期的に陰干しで乾燥させる
「蒸れない完全なグローブ」はなかなかありませんが、工夫次第で快適さは大きく変わります。
フィット感とサイズ選びのコツ
グローブはサイズ感が命です。大きすぎると操作に遅れが出るし、小さすぎるとすぐ疲れます。
- 掌の一番太い部分を測ってサイズ表と照らし合わせる
- グリップを握った状態で指先に2mm程度の余裕があるのが理想
- 冬用は厚みを考えてワンサイズ上げる場合も
ツーリング途中で「グローブが合わなくて疲れた」ほどガッカリすることはありません。買うときはぜひ実際に握って確かめましょう。
グローブは消耗品と割り切る
「長く使いたい」と思う気持ちはわかりますが、グローブは消耗品です。
- 転倒して削れた
- 穴が開いた
- 縫い目がほつれた
こうなったら潔く買い替えましょう。安全性が落ちたグローブに命を預けるのは危険です。
まとめ
グローブはただの「手袋」ではなく、ライダーの命を守る装備です。
「スマホ操作できるのに感度が悪い」「夏は蒸れて汗だく」…そんな小さな不満を解消することが、結果的に快適なバイクライフにつながります。
お気に入りの一双を見つけて、安心と快適さを手に入れてください。
- 季節に応じてグローブを使い分けるのが快適さの秘訣
- CE規格やナックルガードなど、安全性能は妥協しない
- スマホ対応は今や必須条件
- 革ならエイジングを楽しめるが、雨や蒸れ対策が必要
- サイズは必ず試して、フィット感を大事に